君だけのためのモノローグ

その夢を輝かせるために

ジャニーズ楽曲大賞2020に投票しました

ブログ名の通り、今年もジャニーズ楽曲大賞に投票させていただいたので、その内容をコメント含め紹介します。

*以下、斜字体で書かれたものが実際に楽曲大賞に投票した際に送ったコメントです。

 

 

【楽曲部門】

第5位 Go Fighter (薮宏太×八乙女光

 

こ、これは、パートナーが薮くんでなければ引き出せない光くんであり、パートナーが光くんでなければ引き出せない薮くんだ……これ以上やぶひかへの溢れる想いを語ると止まらないので、やぶひか担仲間の中島裕翔さんにこちらの感想欄の代筆をお願いしたい。  

 

と書いたのは…中島裕翔さんのコメントも聞きたい気持ちももちろん山々なんだけれど、この複雑な感想を楽曲大賞さんに送ってしまうのは申し訳ない気がして投票時にはそのほとんどを割愛させていただいた。なのでその感想はここに記しておこう。

初めてGo Fighterを聴いたときには、「やぶひか!」といった興奮やエモさはなく、むしろ「あ〜〜」と納得してしまった。多分初聴きで「UNIONじゃん」と思った人も少なくはないのでは?だって光くんがラップを、薮くんがメロディーを担当するっていう構成はほとんど変わらないのだから。

でも結局、それが彼らのやりたいことであり、お互いの強みだと思っている部分なんだろうなぁ。ファンとしては(少なくとも自分は)、Jr.時代や最近で言うChiku Takuのときのような2人のハモりが観たい聴きたいという気持ちが強いのだが、やぶひか本人たちはそうではないみたいだ。それよりもむしろ、お互いが持つスキルをそれぞれ「発揮させてあげたい」気持ちがあるのかなぁ。

最近はグループ内でも噛み噛みキャラとしていじられることが多くなった光くんに、「まくし立てるような速いラップをしてほしい」ってリクエストするのが薮くんらしいもの。そして「薮はやっぱり歌が上手い」とべた褒めしてくれる光くんが、ハイトーンかつ複雑なメロディライン、そしてフェイクを詰め込んだ豪華なパートを薮くんに歌ってほしいと願うのは自然だ。お互いに得意なことをさせながらも、スピードだったり曲調だったりでチャレンジをさせている…そういう意味での「やぶひからしい」という納得の感情だ。その少しの挑戦の部分にGo Fighterという曲名の意味、そして弱い自分に打ち勝つという2人が込めたテーマが垣間見えた。彼らのハモりが聴けるのはもう少し先になるかもしれないな…。

 

第4位 Entertainment

 

最先端のサウンドやビートが詰め込まれていて音楽性だけでもすごく魅力的な楽曲なのに、その中でもメンバーの個性が存分に活かされている。さらにライブでは「まだ知らない世界 I will show you right now, right here」という歌詞を体現するかのような魅せ方をしてくれた。これが平成を跳び越えた令和のエンターテイナー集団・Hey! Say! JUMPだ。

 

めまぐるしいという言葉がぴったりな、最高にかっこいい楽曲。カラオケver.でも存分に楽しめるくらい音楽面で魅力的なのに、そこに乗っかる歌詞がさらに素敵なエッセンスを加えている。だって、「俺が、今、ここで、おまえに、まだ知らない世界を見せてやるよ」って最強にかっこよくない⁈⁉︎?!

えっHey! Say! JUMPってキラキラアイドルっぽい楽曲が似合うんじゃないの?!って思ったそこのあなた、実は彼らこういうバリバリ超モダンなhip-hop系も全然こなせちゃうんですよ〜〜それも相当なハイスペックで!

 

第3位 Last Dance

 

R&B調のゆるやかなメロディに乗せて切ない詞を歌うHey! Say! JUMPの儚さは、まるで一筋の流れ星のようだ。夜の闇を彷徨うなかでたった一つ、彼らの閃光だけが行き先を照らしてくれる。JUMPよ、今宵もあなたたちの流星群を降らしておくれ。

 

Entertainmentに続き、こちらもLucky-Unluckyのカップリングだが、これまた音楽面でものすごく凝った曲。TOY・Jealous Guy・Good Life・order・AinoArikaなどなど今までもカッコイイ音をいっぱいJUMPに授けてくれたHIKARIさんに、I/O・灼熱の夢・Dance The Night Away・White Love・またこの場所でなどなど作詞も作曲もしてJUMPをよく分かってくださっているm.pieceさんの共同作だもん、そりゃヲタクにハマるわ!!楽曲・歌詞・歌声、驚くほど全ての相性が絶妙にいい。初めて聴いたときの感動が忘れられず、堂々のTOP3入り。

 

第2位 パレードが始まる

 

メンバーがファンを引っ張っていくのではなく、一緒に歩いていき共に夢を見ようというメッセージがJUMPらしい。全員がアラサーなのにも関わらずキラキラぽわぽわ幸せビームを全放出してるHey! Say! JUMPにしか出来ない楽曲だ。

 

アルバムPARADEの裏リード曲。とにかくどの歌詞をとっても美しくて、写経したくなってしまうほどだ。辛く理不尽な日常とそれを我慢しようとする涙を描くところから始まる。そしてそこに、「僕に任せてよ You can trust me」と励ましの声がかかり、「鐘を鳴らせ」の合図とともに夢の世界へ、「Welcome to the new world」と誘われる。そしてそこでは「キミと僕」だけのパレードが始まり、光が舞う…。その続きもまだまだあるのだが、ひとつひとつのフレーズが胸にじーんと響く。それがJUMPの歌声によって届けられると余計に。

「迷って悩んで躓いたときにこの景色を一緒に思い出そうよ」

これは正直、アルバムの中で一番と言っても過言ではないくらい好きな歌詞だ。「この景色」というとやっぱりコンサートを思い浮かべてしまうのだが、アイドルもファンも、コンサートでまた会うために辛いことも乗り越えよう、というメッセージだと思うともう心が愛やら感謝やらでぎゅんぎゅんしちゃうんだ。

ただ単に夢を歌うのではなくて、辛いことも苦しいこともいっぱいあるけれど「一緒に」頑張ろうね、また会えたときには夢を見ようね、というちょっぴり切なくも心強いJUMPくんたちからの贈り物。これからも一緒に頑張りたいという願いも込めて、2位に投票させていただきました。

 

第1位 獣と薔薇

 

あくまでもJUMPは楽曲の世界観を演じているのに、「あの壁が今日の獲物になる」という歌詞には、ジャニーズ戦国時代を切り抜けていこうというグループとしての決意が重なってしまう。戦がおきて人間が命を落とすという設定にも、昨年亡くなったジャニーさんの存在を感じる。そして残された狼たちが愛した人間の姿に変わって歩き出すというストーリーは、長年愛し愛された社長の夢を自分たちが継いでいくというJUMPの誓いではないだろうか。平成から令和に時代が変わっても突き進むHey! Say! JUMPの、2019年を象徴する楽曲であることに間違いはない。

 

獣と薔薇は決意表明だ。そうとしか私には受け取れなかった。この曲を歌い、「演じる」JUMPの瞳の力強さの先に、このグループの未来がある気がした。 そしてそれを、共に見たいと思った。心が引き裂かれるような悲しみと喪失感から立ち上がった狼たちの決意を見て、荒野を共に駆けていく覚悟が心に芽生えた。だから、2019年のHey! Say! JUMPの変化・成長・野望を象徴づける楽曲という意味で、今年の「一番」に投票するのはこれと決めた。彼らの想いが一番詰まっているのではないかとも思ったから。

 

 

【未音源化曲部門】

第1位 Hey! Say! JUMP 上を向いて歩こう

実はこれ、楽曲大賞さんの選択肢にはなかったのだが、私の中で今年の未音源化1位を決めるならこの曲しかないと思っていた。世界中が知る名曲を、ジャニーズの中でHey! Say! JUMPがカバーできたということがすごく感慨深い。原曲の良さを残しつつも「JUMPらしさ」が加わり、新鮮だけどどこか懐かしい気持ちにさせてくれた。何より、「昭和の名曲を、平成のアイドルが令和に歌う」というJUMPにしか使えないキャッチフレーズが強すぎる〜!!いつか音源化・MVの円盤化が叶うことを祈る。

 

 

【現場部門】

第3位 Hey! Say! JUMP  LIVE TOUR  SENSE or LOVE

 

「僕たちは何で繋がっているのだろう」と問うたツアー、それ自体が一つの大きな愛の物語だった。改めて振り返ると、あのときの「またこの場所で」という約束、JUMPは一年越しにPARADEで確かに叶えてくれたのだ。感謝を込めて、そんな彼らと愛の物語の続きをこれからも紡いでいきたい。

 

ステージに立つ者としてのSENSEと、ステージに対するLOVEが薮くんからひしひしと伝わって来たツアーだった。

 

第2位 ミュージカル ハル

 

ヲタクが寒さに凍える2018年冬、一陣の風が吹いた。その風は、長く待ち望まれて来た暖かさで春の訪れを告げた。枯れかけていた心に花が咲き、ヲタクは歓びに舞った。その風は、薮宏太主演ミュージカルの知らせだった。薮くん、こんなにも美しい春を連れて来てくれてありがとう。

 

これに関しては、本当にごめんなさい。長く待ち望んできた薮くんのミュージカル、1位に選ぶのが薮担としての務めだろう。でも出来なかった。きっと自分の足で劇場に行き目で見て耳で聴いて心で感じて…というのをやっていたら迷わず1位に出来ていた。でもそれが出来なかった。私は、自担が主演の舞台に行けなくても、その知らせだけでもじゅうぶん嬉しかった。けれど…当たり前に、彼は国を越えてまでもは春を連れて来てくれなくて、だから私は自分の手で自分の春を手繰り寄せなければいけなかった…彼のように頑張ると誓って。

それでもすごく誇らしかった。「私にとってのステージの主人公」だった薮くんが、今度は本当に主役として歌うんだ、ステージに立つんだ、って。それを掴んだ薮くんの努力と、ミュージカルを成功に終えたことを称える気持ちで、「ミュージカル ハル」を2位に選ばせてもらう。いつかは実際に自分で観た薮くんのミュージカルを、迷いなく1位に選べる日が来るといいな。

 

第1位 Hey! Say! JUMP  LIVE TOUR 2019-2020  PARADE

 

Hey! Say! JUMPの底力を見た気がした。流石光一くんの素晴らしい演出にJUMPのスペックの高さが混ざり、これぞジャニーズこれぞエンターテインメントと言わざるを得ない完成度だった。壮大でありながらも細かな部分まで工夫とこだわりが施されたコンサートで証明された、彼らのエンターテイナーとしての心意気は、観た者にも天国のジャニーさんにもしっかりと届いただろう。

 

堂本光一くんが演出をしてくださったことで、JUMPは今までとは一味違った魅せ方ができたと思う。正真正銘のエンターテインメントがそこにあり、ジャニーズイズムの真髄をHey! Say! JUMPとして表現したツアーを通して、これから自分たちがジャニーズを背負っていくという彼らの気概が見えた気がした。KinKi Kidsのお二人が「光剛山」を残したように、嵐が客席の頭上を平行移動するムービングステージを残したように、JUMPは客席の頭上を360°回る「JUMP やぐら回転ステージ~You回っちゃいなよ~」を築き、未来へ残した。その意味を思うと感慨深い。

そして、ひとつのコンセプトに基づいたコンサートでも多彩な楽曲で魅せられるというのは、大人数だからこその強みではないかと今回考えた。曲によったメンバーの使い方(歌割りであれ立ち位置であれ)を変えられることで飽きがない魅せ方ができ、一人一人の特性を曲ごとに活かしてこそ振り幅の大きな演出が可能なのだ。だから、「これぞジャニーズ」なコンサートではあれど、一人一人のレベルにさらに磨きがかかった、2019-2020年のHey! Say! JUMPでなければ出来なかったステージだったと思う。彼らの、今までの成長とこれからのポテンシャルを存分に感じたツアー・PARADEが、自分の中では堂々の現場部門1位だ。

 

 

【MV部門】

Hey! Say! JUMP 獣と薔薇

狼を優しく愛でる人間たち…どうしても、生前精魂を込めてJUMPを育ててくれたジャニーさんの存在に重ねてしまう。そして人間の姿になり歩き出していく狼たちの眼差しの強さには、ジャニーズ戦国時代を切り抜けていこうというHey! Say! JUMPの熱く強い意志を感じる。焼け野原だって何だって、そんな彼らの背中なら信じてついていく。

 

 

 

【まとめ】

 

楽曲に関わらず、コンサートもMVも、ファンの手に届くまでにJUMP含めどれだけの人の尽力があったかと思うと感謝で頭が上がらない…。そしてこうしてヲタクとしての一年を振り返る機会を与えてくださる楽曲大賞の主催者様も毎年毎年本当にありがとうございます。

例年ジャニーズの中でも沢山の曲をJUMPが出してくれていることの有り難みを存分に噛み締め、2020年も彼らが生み出すエンターテインメントを享受させていただきます。エンターテイナーとしてのHey! Say! JUMPの未来に幸あれ!!